就職活動は、年々長期化していく…
インターンや資格取得、推薦獲得など就職活動においてやるべきことは山積している。
実績(+資格)がない学生を微力ながら応援できればいいなと思い、執筆しています。
※結果:東証プライムSIerに就職しました。
解禁日前(3/1以前)
就活を始めたのは、3年生12月頃だったろうか。適当に登録したスカウトサービスとは、何回か面談した。周りの学生が長期インターンをぼちぼちやっていた頃、生活費を稼ぐためにアルバイトをしていた。
自分のような実績のない学生は、入社したい企業がそもそもないのかなと個人的に思う。
方向性は決まっていたものの、ブラック企業じゃなければどこでもいい(どこでもよくはない)状態の人が多いのではないのかなと思う。
解禁日後~ゴールデンウイーク
スカウトサービスからの紹介で、初めて説明会に参加した。コロナ禍でここまでオンラインだが、完全に出遅れた。スカウトサービスを信用し過ぎた結果、自己分析すらあまりやらなかった自分に紹介されて説明会に参加した企業は、大・中小企業問わず魅力的ではなかった。結局エントリーはしなかった。
焦りから他責思考になりそうだったので、新卒求人情報サイト以外は、すべて登録解除した。
自分の足でしっかり探そうと思った。
ゴールデンウイーク~夏休み前
縦に低学歴だったので、中小企業からエントリーせざるえなかった。
中小企業の書類選考は、履歴書(ESなし)だけで大体通る。
IT系の筆記試験は、SPIよりGABのような図形問題が多いと分かったので、問題集で対策した。
この時期までで、9社説明会→4社だけエントリー→2社面接と進んだ。
面接まで進めた会社は、グループ面接やグループワークを経た選考だった。
実績のない人は、手間のかかる選考ほど意外と狙い目かもしれない。
やっとつかんだ面接は、1次/2次で落ちた。
振り返ってみれば、自分は開発系をやりたいはずなのに、保守やインフラ系が中心の会社に志望していたらしい。幅広い表現で実績アピールしている会社が多く、正直惑わされた。面接で話が噛み合わないはずだ。
時間の無駄だった。
夏休み序盤
面接よりエントリーをとにかく重視し、OpenESをしっかり書き上げた。
就活の終盤を見込んで、各週1社しかエントリーしなかった。
企業側は募集を締め切りつつあったし、自身も余裕をもって取り組みたかったのが理由である。
意気込んでた中、夏休み始まってから2社目で、中小企業から内定をもらえてしまった。
就活を終えようと思った。
内定ブルー
内定報告したら、親から微妙な反応をされた。
就活前から期待されていなかったが、意外な反応だった。
自分でも思うところがあったので、妙に印象に残っただけかもしれない。
以下、気がかりだったところ。
・最終面接での社長との会話で、馬が合わない
・内定後の本社訪問で、フロアの規模縮小をしていた(リモートワーク推進だとかなんとか)
・本社の廊下で挨拶しても挨拶が返ってこない
・取引先がIT系大手ばかりだった(多重下請けかも)
結構多かった。正直、最終面接では落ちたと思っていたので、いまだに合格を信じきれない。
内定後面談で話を伺っても納得できなかったので、承諾を引き延ばしながらこっそり就活を続けた。
内定2社目(夏休み中盤)
1社内定を獲得してからは、精神的に落ち着いた。
これまでの経験から、条件を相当絞りながら結局大企業にエントリーした。
※この時期に残っている大企業は、あまりないです。(情報系だとやっぱりSIerぐらい。もともと募集人数も多い)
大企業は、エントリー時の記入項目が中小企業の比ではなく、相当ふるいにかけてる感じがした。
多少賭けではあったが、断定調らしくまるで自信のある書き方をした。
OpenESとともに提出した書類選考は、通過した。
それ以後は、1次面接が関門だったが、2次・最終面接はするするっと合格した。
なんなら「この時期に残っている人材じゃない」と人事の方に言われるほど。
よほど周囲が”ヤバい”のか、1社内定済みで至極落ち着いていたからだろうか。
もちろん納得内定である。
まとめ
新卒就活結果:12社中2社内定獲得 (就活解禁日前スカウトサービス利用除く)
企業説明会 12社 → エントリー 6社 → 面接 5社 → 内定 2社
業界から分野まである程度絞ってはいたので、失敗が次に活かせる環境だったのが非常によかった。企業側は就活歴戦の猛者だから、相当早めに就活慣れするか後半まで本命(あるいは大企業)を残しておいた方がいいかもしれない。大企業は、面接+書類選考だから、中小企業で面接慣れしとくと書類選考に専念できるからよい。
そもそも企業規模は新卒就活市場では大きな要素ではあるが、職種を優先した方が絶対にいい。例えば、開発がやりたいのに保守メンテナンスでは、同じITでも大きな違いがある。そして、色んな意味で社会的に独立している人は、メーカー系より独立系の方が風土に合うと思う。ITが主事業でない場合、従属的であり、部門ごと切り売りされるかもしれない。
最後に、様々な社会情勢があるが、必ず需要はあるので、諦めずに新卒就活を乗り切ってほしい。