画像センシング展2022最終日(2022/06/10)に参加した。学生も一応参加可能だった。画像センシング展は、国内外の画像処理機器・センシング技術が一堂に会する展示会(ホームページより)らしい。会場の規模はパシフィコ横浜 展示ホールDの2/3ではあったが、100社ほど出展しているだけあって、活気づいてた。
2022年当時は学生だった。学生時代は、名刺や知識がなかったのでまともに交流できなかった。
2023年も参加した。新入社員の業務時間中に見学することができた。
以下は、まともに交流できた2023年用に書き直してある。
展示会の様子
ポスター展示と実物展示で展開されていた。ソフトウェアよりハードウェアが多く、カメラの祭典とでもいえる多種多様な製品ばかりだった。ユーザー向けによくある多機能ではなく、企業向けの精密・高機能を売りにしている会社さんが多かった印象。
他にも製品だけでなく、システムインテグレーターやソリューションビジネスのようなサービス一体型の提案をしている会社さんも多くいた。例えば、工場内での欠陥品の選別判定を、実際に果物をベルトコンベアにのせて導入事例を踏まえながら紹介していた。
会場の特徴
会場内は、商談コーナー、休憩スペース、各企業ブースがあった。参加者は参加者区分が書かれた首掛けをして会場内を周り、出展者と話をする。
- 大きいブースは、技術者+営業+事務のスリーマンセル
- 小さいブースは、営業or技術者のどちらかに偏っている
東京モーターショーやCEATECのような大企業が集う展示会ではないので、きれいなお姉さん(コンパニオン)がいないし、出展者と参加者ともにスーツ姿のサラリーマンばかり(一部私服)だった。
大小問わず人がにぎわってるブースは、目を引く展示をしているか技術者以外の営業要員が付随している。目を引く展示とは、ポスターだけでなく動きのある動画や実物展示である。一方で、技術者以外の営業要員がいると、技術的な説明以外のパンフレット配布と展示物の概要を話してくれるので、一時的なフィルターとして双方にメリットがあるように思える。それだけ効率化されていれば、自然と人が集まるのも頷ける。
小さくて賑わっていないブースは、販売代理店の営業であることが多い。製品単体は優れている一方で、カタログスペック程度の会話にしかならない。技術理解のためのコミュケーションとしては、不向き。
比較的小さめのイベントで大企業が出展している場合も、新人が対応することが多いので、技術理解には不向き。扱っている事業がそもそも大きいので、ベテラン営業でさえ技術把握していないこともある。
展示者とのコミュニケーション
そもそも通常の参加者マインドとしては、自社の課題解決のための見学が多い。話を聞くということはすなわち導入検討段階である意志の表れだと思うし、そう思われてもしょうがない。
名刺交換必須レベル。ただ製品紹介だけを受けたい場合は、ウェブサイトで検索するだけでよい。
セミナー
有料、無料のイベントがある。事前予約が可能。発表内容の1/3くらいは、発表者の企業宣伝があったりする。画像センシングに近いテーマで座って話を聞くことができる。
まとめ
- 各社の違いを短時間で知れる
- 個々のケースで、詳細に技術的な話ができる
- 展示の工夫の仕方を学べる
(後日メールで送付された)参加者を対象に、期間限定で動画や資料が閲覧可能らしい。